① 導入
新学期が始まると、学級経営や校務で忙しく、つい「その場しのぎの対応」になってしまうことはありませんか?
そんなときに役立つのが 「教師理念」 です。
自分がどんな先生でありたいか、子どもにどう育ってほしいかを言葉にしておくことで、日々の判断や行動の軸になります。
私は毎年、4月のゴールデンウィークまでに教師理念を作成し、週案ノートの表紙に挟んで日々の指導に活かしています。
② 教師理念とは?
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学校全体の教育理念ではなく、自分自身の教育観を言語化したもの。
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学級経営や校務分掌に取り組むときの 判断基準 になる。
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週案ノートや学習・生活スタンダードと結びつけることで、一貫性が生まれ、ブレない経営につながる。
実際に使っている私の教師理念がこちらです。↓
③ 教師理念に盛り込む内容
教師理念を作るときは、以下の5要素を意識すると整理しやすくなります。
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理想の教師像
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子どもの理想像
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大事にすること(3〜5個)
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学級の目標(数字で測れるもの)
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校務の目標(数字で測れるもの)
④ 教師理念の作り方|30分ワーク
Step 1|棚卸し(5分)
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先生として大事にしたいことを3〜5個書き出す
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子どもにできるようになってほしいことを3〜5個書き出す
Step 2|理想の姿を言葉にする(10分)
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「私はどんな先生でありたいか?」
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「子どもたちをどんな姿に育てたいか?」
Step 3|具体目標を立てる(10分)
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学級と校務で、それぞれ数字で測れる目標を1つずつ設定
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年間目標と学期目標の両方を意識する
Step 4|ワークシートにまとめる(5分)
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配布資料の「教師理念ワークシート」に書き込む
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質問に沿って整理することで、自然とA4一枚にまとまる
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完成したら 週案ノートの表紙に挟み、毎週「月・朝・金」に読み返す
⑤ 教師理念ワークシート(ダウンロード)
実際に記入できるワークシートを用意しました。
質問に沿って書き込むだけで、30分であなた自身の教師理念が完成します。
⑥ まとめ
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教師理念は、学級経営や働き方の 根っこ になる。
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理念があることで、週案ノートや学習・生活スタンダードが 形式ではなく生きたツール になる。
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まずは「GWまで」など意識せずに、自分の理念を作り、週案ノートに挟んで運用を始めましょう。
⑦ ライフワークゼミからのお知らせとお礼
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
「ライフワークゼミ」では、先生方が もっと気軽に、もっと自分らしく働ける環境 をつくるためのヒントを発信しています。
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週案ノートを使った時間・タスク管理
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学習・生活スタンダードで整える学級経営
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教師理念の立て方と活かし方
これらを軸に、先生方が毎日少しずつでも余裕を持てるようなお手伝いをしていきます。
もしこの記事が役に立ったと感じていただけたら、次回の投稿や教材のダウンロードもぜひチェックしてみてください。
皆さんの学級経営や働き方が、少しでも楽に、そして楽しくなることを願っています。
次回予告
次回は、実際に私が使っている 週案ノートの中身 を詳しく解説します。
毎日のタスク管理や授業計画をどう整理しているか、写真や具体例を交えて紹介しますので、お楽しみに!
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