先生のための週案ノート完全ガイド|効率的なタスク整理法

ノート術

① 週案ノートに関する質問

インスタグラムで発信していると、先生方からよくこんな質問をいただきます。

  • 「バレット記号ってどうやって使うんですか?」

  • 「タスクをどう整理しているんですか?」

確かに、ノートに記号をつけるだけでは「ただのマーク」で終わってしまいがちです。

でも、ちょっとしたルールを決めて使うと、仕事の見通しがぐっと立てやすくなります。

今回は、前回紹介した週案ノートをベースに、実際の“バレット記号”の使い方と、日々どのように運用しているかをご紹介します。


② バレット記号の一覧+意味

バレットとは?

タスクや予定の種類をひと目で見分けられるシンプルなマークです。

教師の仕事は「授業」「会議」「行事」「生徒指導」など種類が多いため、記号を使い分けることで整理がしやすくなります。

(実際の週案ノート)

 

私が使っている記号一覧

記号

意味

使用例

通常のタスク

プリント印刷、教材準備

優先タスク

成績処理、学期末のまとめ

行事

校外学習、参観日

生徒指導

面談対応、トラブル対応

未消化タスク(細分化が必要)

授業案作成、部会の提案資料作成

先送り(意図的に延期)

委員会資料準備

メモ

次年度のアイデア、学校評価に記入すること

③ 週案ノートの運用の流れ

重要なのは「どのタイミングでどう書き込むか」です。

私は、週案ノートを 月曜・毎朝・金曜 の3つのタイミングで使っています。

週案ノートは 常に職員室の机に開いたまま にしておきます。

すぐにタスクを確認可能で「今どこまで進んでいるか」をパッと把握できるようにするためです。

月曜日:先週金曜のリストを見返す

  • 金曜日に作った「2週間分のリスト(左側)」を開き、未処理のタスクや追記を確認。

  • 行事や会議の予定が変更になっていればここで修正。

  • 週のスタートに仕事全体を見渡せることで、やり忘れを防止することになります。

毎朝:タスクリストを見直し、優先順位を確認

  • 出勤したらすぐにノートを開き、その日のタスクを確認。

  • 優先度の高いタスクには「*」をつけ直すなど、毎朝数分で調整。

  • 感情的な目標ではなく、やるべき仕事を具体的に見える化するのがポイント。

金曜日:2週間分のリストを作成

  • 授業の単元計画は10時間以内のものが多く、翌週分まで見通すため。

  • 会議や行事は翌週にまたがることが多く、1週間だけだと見落としが出やすい。

  • 2週間単位でタスクを書き出しておけば、翌週月曜朝に慌てずスタートできる。

④ 週案ノートのダウンロード(実際に使ってみよう)

ここまで「週案ノートの特徴」や「運用の流れ」をご紹介してきましたが、実際に使ってみないと実感は湧きません。

そこで、特別に 私が実際に使っている週案ノートのフォーマット を配布します。

📎 ダウンロードはこちら

フォーマットの特徴

 

  • 見開き1週間分(左ページ=時間割、右ページ=タスク管理ページ)

  • 左ページには「時間割」「行事」「〆切」を記入可能

  • 右ページには「今週の目標」「タスクリスト」「振り返り欄」

  • 下部には、バレット記号(・,*,○,●,■,>,-)の凡例つき

使い方のヒント

  1. まずはPDF版を印刷して1週間使ってみる

     → 最低限「行事」「会議」「授業準備」だけでもOK

  2. 慣れてきたらWord版を自分用にカスタマイズ

     → 校務や役割に合わせて欄を追加(PTA、部活など)すると便利

  3. 毎週の振り返りを必ず1行だけ書く

     → 「来週に活かせる小さな改善」を積み上げるのがコツ

💡 コツ

完璧に埋めようとせず、頭の中で抱えているタスクを一度外に出すこと。

まずは試して、自分なりの使い方を見つけましょう。

⑤ 終わりに

ここまで読んでくださった先生は、もう週案ノートを実践する準備が整っています。

まずは、今回配布したフォーマットを 1週間だけ 試してみてください。

書き方や使い方は完璧でなくても大丈夫です。

  • 「行事や会議だけ書いてみる」

  • 「毎朝タスクを3つだけ確認する」

など、小さな一歩から始めることで、仕事の流れが驚くほどスムーズになります。

「もっと詳しく知りたい!」という方は、インスタグラムで実際の記入例や詳細についても公開していますので、ぜひチェックしてみてください。

おわりに

今回は週案ノートの記号や活用法についての投稿でした。

実際に使ってみた感想をぜひ教えていただきたいです。

「ライフワークゼミ」では、先生たちがもっと気軽に働ける環境づくりや、時間と心にゆとりを生むための実践アイデアを発信中です。

今後も、あなたらしい働き方を見つけるヒントをお届けしていきます。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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