はじめに:応用編を取り入れる理由
週案ノートの基本5種類を整えるだけでも、日々の仕事はぐっと楽になります。ですが、もう少し余裕を持って働くためには、応用アイテムを取り入れる工夫も効果的です。
例えば、生徒指導の記録や急なプリント対応、子どもからの手紙の保管など、日常には「ちょっと困る」場面が多くあります。そんな時に備えたページを加えることで、安心感やスピード感がぐんと増していきます。
児童生徒名簿をノートに入れるメリット
週案ノートには、学年・クラス・特別支援学級の児童生徒名簿を挟んでいます。名簿は職員室にもありますが、自分のノートにセットしておくと、すぐに確認できるのが大きなメリットです。
(実際のページ↓)
例えば、落とし物を拾ったときに名前を確認して、すぐに担任に届けられます。担任が不在の時に自習監督に入ったときも、名簿を見ながらプリントを回収すれば、提出忘れを防ぎ、確実に集めることができるのです。
こうした小さな場面でのスピード感は、仕事の効率だけでなく、同僚からの信頼関係を加速させることにもつながります。「あの先生は頼りになる」と思ってもらえるのは大きな強みです。
生徒指導リフィルで記録を一元化
生徒指導の場面では、その場でメモを取っても後で整理できず、何をどう聞けばよいのかわからなくなることがありました。リフィルを導入してからは、時系列で話を整理しながら聞くことができるようになり、落ち着いて対応できるようになりました。
(実際のページ↓)
保護者への連絡でも、記録を見ながら話すことで冷静に説明でき、信頼関係が高まったと感じます。また、学年で情報を共有するときも、コピーを取って渡すだけでよくなり、引き継ぎや相談がスムーズになりました。
リフィルを使うことで「個人の記憶」に頼らず、誰もが同じ情報を見られる状態にできたのは、大きな安心感につながっています。
ルーズリーフで「どこでもメモ」
週案ノートとは別に、ルーズリーフパットを持ち歩いています。手軽に切り離せて使えるため、どんな場面でも「ちょっとメモしたい」を叶えてくれます。
(実際に使っているもの↓)
Maruman:ホルダーセプトクルール(B5)
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他の教室を巡回するとき、授業の気づきを即メモ
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困っている児童に考え方を簡単に書いて、そのまま渡す
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大きなスペースはいらない場面でのブレーンストーミング
ノートに残すほどではない細かいメモも、ルーズリーフなら気軽に活用できます。必要に応じて週案ノートに綴じれば、情報を散らさずに一元化できるのもメリットです。
B4白紙で「広げて考える」
一方で、B4サイズの白紙は大きな思考整理やアイディア出しに重宝します。
(実際のページ↓)
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生徒指導で関係者が多い場合、図を書きながら関係性を整理
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授業計画を立てるときに付箋を並べて、アイディアを膨らませる
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放課後に同僚と雑談(壁打ち)しながら、ホワイトボード代わりに打ち合わせ
話し合った内容やまとめた図は、そのまま縮小コピーして週案ノートに綴じられます。「考える」から「記録する」まで一気に完結できるのが、この運用の強みです。
チャック付きクリアファイルで「安心感」を持ち歩く
週案ノートの最後には、チャック付きクリアファイルを付けています。ここは「とりあえずここに入れておけば安心」という一時保管場所です。
(実際に使っているもの↓)
マルマンB5ファスナー付ホルダーリーフL896
例えば、子どもにもらった手紙や作品は、いったんここに入れて保管。年度末にルーズリーフに貼ったり、大きすぎるものは写真に撮って印刷して残すことで、思い出も整理しながら記録できます。
また、保護者からの返信プリントなど、A5サイズ程度の個人情報が載った紙は紛失しやすいもの。チャック付きにまとめておけば、落とす心配がなく安心です。
さらに、大きめのブロック付箋を常に入れておき、同僚へのメモやブレーンストーミングに活用しています。文章を長く書くには向かないサイズですが、アイデアを整理するには最適。目立つので人に渡すときも便利です。
「重要なものはここに」という安心感があるだけで、日々の仕事に余裕が生まれます。
まとめ:応用編で広がる安心感とスピード感
今回紹介した5種類の応用アイテムを加えることで、週案ノートは「予定管理」だけでなく、仕事全体を支えるツールへと進化しました。
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児童生徒名簿や生徒指導リフィルで、信頼される行動がすぐにできるようになった。
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ルーズリーフやB4白紙で、思考を柔軟に整理できる環境が整った。
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チャック付きクリアファイルで、大事なものを守る安心感が得られた。
小さな工夫の積み重ねが、日々の働き方に余裕をつくり、同僚や保護者との信頼関係を深めてくれます。
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